鉄炭団子に取り組んでます

 5年生は、今、「鉄炭団子」づくりに取り組んでいます。「鉄炭団子」とは何? と思う方もたくさんいらっしゃるでしょう。私も、久喜小に来て初めて知りました。久喜はウニの漁場ですが、ウニのえさとなる海藻が生育するには鉄イオンが必要なのだそうです。そこで、久喜小学校では、総合的な学習の時間の学習で、自分たちにもできる海の環境維持の方法として、使い捨てカイロの回収を行い、カイロの中身に洗濯のりとクエン酸を混ぜて団子状にして海に撒く活動をしています。団子状にするのは少しずつ溶け出していくように、洗濯のりは「つなぎ」として、クエン酸は、海藻の栄養の吸収率を高める働きをするのだそうですよ。

回収した使い捨てカイロの中身を取り出しています

そのあとは、理科室で団子状にしていきます。

だんだん団子になってきました。

この鉄炭団子は、9日に久喜湾周辺の磯場に撒く予定です。子どもたちが作った鉄炭団子の量くらいでは環境保全の検証は難しいのですが、久喜の海で獲れる美味しいウニの生育に、自分たちもできることをしているのだという誇りを持って活動をしています。