キャップハンディ体験学習会

 11月17日(火)に、4年生が「キャップハンディ体験学習会」を行いました。これは、総合的な学習の時間の福祉に関する学習の一環です。久慈市社会福祉協議会のご協力により実施するものですが、ボランティアサポーターの方々にも来ていただき、車いすを利用している方の補助体験や、目の不自由な人を補助する白杖体験の2つを行いました。
 車いすの補助の学習では、自転車走行と同じように乗せる前の安全点検が大切だということを学びました。さらに、「座席に座らせるときに前輪の向きが逆だと転倒の危険性があること」や「段差があるところでは、車いすに体を密着させて大きな揺れを抑えること」、「動き出す時や曲がる時・止まる時などには、必ず声をかけることで不安を取り除くこと」などを教えていただきました。
 事前調査によると、車いすをおした経験がある子どもたちは、意外と多い印象でした。高齢で車いすを利用している家族がいたり、病院に入院した方へお見舞いに行った際に体験した、ということがあるようです。でも、今日教えていただいたような注意点に気づいている子どもはほとんどいませんでした。
 障害をもった方や怪我のために車いすを利用している方を支えてあげたいという素直な気持ちは大切ですが、命を預かることにもなるので、正しい利用の仕方や補助の仕方をしっかりと学んで、補助する機会があったときに活かしてほしいと思いました。
 4年生の子どもたちは、協議会の方の話を真剣に聞き、思い思いに考えを広げながら学んでいました。この体験活動の発展として、特別養護老人ホームを訪問して、実際にボランティア活動を行う予定です。

4名の講師の皆さんです。 乗せる前の安全点検のポイントを教えていただきました。         

前輪の向きが逆だと、ずり落ちることがあります。 段差のあるところは前向きで降りては危険です。

平地では余裕もありますが・・・段差があるところはフットバーを使うなどコツが必要です。