新巻とイクラづくり

 11月17日(火)に、海づくり少年団の活動として6年生による「新巻とイクラづくり」体験が行われました。この活動も、県北広域振興局・久慈市漁協・久慈市林業水産部・久喜生産部などたくさんの関係機関のご協力により実施しています。今回も、オス16尾・メス4尾の鮭を提供していただきました。先日の「鮭の日給食」でも教えていただきましたが、鮭は放流から4〜5年で戻ってくるそうです。4年8か月まえの東日本大震災によって漁港や鮭のふ化施設などが被害を受け、稚魚の放流量が少なかった年の鮭が今年戻ってきています。ですから、県内全体的に漁獲量は少ないとのことでした。山田町では恒例の「鮭祭り」が中止になったという新聞記事もありました。校長のあいさつでは、その貴重な鮭を提供していただいたので、大事に新巻とイクラづくりをするように子どもたちに話しました。

見事な鮭を提供していただきました  各団体の代表の方からお話をいただきました。

お母さん方と一緒に、鮭をさばきました。お腹を割いて内臓と「えら」を取り出します。

取り出された「えら」です。 その後は、骨に沿って「血合い」を削り落とします。

お腹の中がきれいになったら、雑菌の繁殖を防ぐために表面のぬめりをブラシで洗い流し、塩をたっぷり擦り込みます。

その間に、久喜生産部婦人部の方が「はらこ」を取り出してくださいました。見事な「はらこ」です

塩の擦り込みが終わったら、「はらこ」をほぐして「イクラ」にしていきます。
ほぐした後は、ゴミや汚れを飽和食塩水で洗い流します。真水で洗おうとしているグループがいて危機一髪でした。

出来上がった鮭とイクラです。鮭は学校に持ち帰り一週間ねかせた後、水洗いをして乾燥させます。
イクラは、子どもたちで分けました。夕飯の食卓にのったかな?

この日の作業は全部終わって閉会式です。お世話になった皆さん、ありがとうございました。